初心者がパソコンのハードウェアいじりに挑戦する時、多くの人がメモリの増設から入ると思います。
私もそうでしたが、いきなり電器屋を訪ねて「メモリを下さい」と言ってみても店員を困らせるだけです。「ソニーのバイオ」とか「東芝のダイナブック」といった種類だけでもメモリを選ぶことは出来ません。まずはメモリを増設するパソコンの型番を確認します。
パソコン本体の意外と目立つ場所に書いてあるので、メモをとりましょう。例えば、私のパソコンは、シャープのPC-SV1-5CDですので、これを例に解説します。
次にそのパソコンに使えるメモリの型を調べます。I/Oデータやエレコム、バッファローのようなメモリを扱っているメーカーのホームページには、パソコンとメモリ対応を調べるサービスがあるのでそれを利用します。
↑メーカー対応確認ページリンクがあります
ここで表示された製品は、もちろんメーカーのリテールメモリですが、そのメモリの型が「DDR SDRAM PC2100」と「DDR333 SDRAM PC2700」であることが分かれば、他のメーカーやバルクメモリでも買うことが出来ます。
また、注意したいのが、メモリ増設の上限と枚数です。PC-SV1-5CDの場合、対応製品検索のページで
搭載メモリー 標準 256MB (最大 1280 MB)」
メモリースロット 全スロット数 1 / 空きスロット数 1 / 増設単位 1
と書かれています。これは、このパソコンには標準の状態で256MBのメモリが搭載されており、増設できるメモリは一枚、最大1GBまでメモリを増設できるということです。(1Gは1024MB)
なお、ショップブランドパソコンの場合、その発売元のホームページで調べることができます。
これで、私のパソコンに増設できるのは、ノート用のPC2100とPC2700であることがわかりました。PCパーツショップでPC2100か、PC2700を買ってくれば
とりあえずメモリはパソコンのメモリスロットにささります。
「とりあえず」と書いたのはメモリは相性問題が発生しやすいからです。メモリが不良品でなくてもマザーボードとの相性が悪いと、メモリが認識されなかったり起動できなくなったりします。
相性保証は数百円程なのでつけてもらいましょう。