HDDを買ったお客様から「HDDを増設したが、使えない」という問い合わせがあり、調べてみるとHDDをフォーマットしていないだけであったというケースが増えています。HDDも、FDDやSDカードのように使う前にはフォーマットを行う必要があるのです。
Windowsをインストールする場合はインストール作業の一環としてフォーマットを行うので、外付けとして増設する時に、コロッと忘れてしまうのかも知れません。
HDDフォーマットの手順(WindowsXPの場合)
1,HDDをパソコンにつなぎます。外付けHDDの場合、USB2.0でパソコンにつなぐ他にコンセントから電源を供給する必要があります。また、UltraATAのHDDはジャンパーの設定を「Master」にする必要があります。
2,WindowsがHDDを認識しますが、まだHDDは使えません。ここで故障と勘違いされる方が多いようです。
3,「マイコンピュータ」を右クリックするとメニューが表示されますが、その中の「管理」をクリックします。
「コンピュータの管理」というウィンドウが開き、その中の「ディスクの管理」をクリックして下さい。
5,するとディスクの管理画面に移動します。棒グラフのような図があるはずです。フォーマットされていないHDDの図の左には「初期化されていません」というような表示がありますが、そこを右クリックすると出てくるメニューの中に、「パーティションの作成」があります。これをクリックすると、パーティション作成ウィザードがでます。特に分割する必要が無ければ、HDDの容量全部でパーティションを作成して良いです。
6,これで、晴れてフォーマットができます。windowsのウィザードに従って実行して下さい。未使用のHDDなら、クイックフォーマットで十分です。フォーマットの形式は、Windows2000,XPならNTFS,Windows9X系のOSならFATS32を選びます。
ちなみに、店頭に「フォーマット済み」と書かれたHDDが売られている場合がありますが、あれは何らかの業務(データのバックアップ、故障したパソコンの検証など)で使われたものです。そんなに使いこまれてはいないので、問題は無いとおもいますが。