当店のような「オタクの店」にもパソコンの知識があまり、または全くない方もいらっしゃいます。そのようなお客様に、メーカー製のパソコンに比べサポートの行き届かない部分の多いショップブランドパソコンを売るのは少々気が引けるのですが、こちらも商売です。
「OSなしで60,000円」というパソコンのチラシを見て、「あ、これ安くていいね。現物を見せてもらえる?」と言われ、パソコンの現物を御見せした所、外見も気に入ってもらえたようです。
「よっしゃ!売れたぞ!」と心の中でガッツポーズをとり、話を進めます。「では、OSはどうなさいますか?」と尋ねたところ、「え、OSって何?そういえばOSなしって書いてあるけど…。」と聞かれて私は言葉に詰まりました。「Windowsのことです。」と言っても分からないようです。
日常、当たり前に使っている言葉や物についても、改めて聞かれるとうまく応えられないことはあります。正直、「OSって何?」と改めて聞かれると上手く答えられません。一応、
IT用語辞典で調べてみましたが、恐らくこのような事を話してもこのお客様は分からないでしょう。
とりあえず、パソコンの価格とは別にお金がかかるということは理解してもらえたようです。
騙されたと感じたのか、OSの何たるかをうまく説明できなかったのがまずかったのか、お客様は「検討します。」と言って帰って行きました。