いつもやっていて慣れていても、いざ人に説明するとなると戸惑うものです。
WindowsXPのインストール作業などはその最たるもので、普段できていても電話や口頭でやり方を伝えようとしてもうまく要点を説明しようとすると大変複雑に思えるから複雑です。
ここでは、WindowsXPのインストールをできるだけ分かりやすく解説します。
1・まず、BIOSのBootの設定が、HardDiskDriveやCD(DVD)-ROMが先に起動するようになっていることを確認します。ショップブランドパソコンや自作パソコンは最初から
CD−ROMから起動するようになっているはずです。(BIOSの設定の仕方はメーカーによって大分異なります)
2・WindowsXPのインストールCDを光学ドライブに入れます。CD-ROMのパッケージに貼付されているプロダクトキーは
絶対に捨てないで下さい。
3・インストールCDを起動させて待っていると下記のような画面が表示されます。
画面の指示に従ってインストールを進めて下さい。
4・パーテーションの設定を行います。ここでハードディスクをどう分割して使うかという設定を行います。HDDの全ての容量を一つのパーテーションとして使っても良いですが、ドライブを分割しておけばWindowsの再インストールが必要になった場合でも、データをWindowsがインストールされていない方のパーテーションに移しておけばデータを消さずに済みます。
ここで注意しなければいけないのは、
WindowsをインストールするのはCドライブでなければいけないということです。Windows用のソフトウェアの多くはCドライブにWindowsが入っていることを前提に作られていることが多く、違うドライブにWindowsが入っていると正常に動作しないことがあります。
パーテーションを作成してもFドライブやHドライブになってしまうこともありますが、その時はパーテーションを削除してCドライブになるまでやりなおしましょう。
5・作られたパーテーションをフォーマットします。WindowsXPをインストールする場合にはNTFS形式でフォーマットをして下さい。時間がかからないクイックフォーマットで良いでしょう。
延々とHDDへのインストールが続きますがしばらくは人間のやることはありません。
6・プロダクトキーを入力します。
インストールCDのパッケージに貼付されていたシールに書かれているプロダクトキーを入力してください。
くどいようですが、
プロダクトキーは大切に保管してください。
7・その後、Windowsが立ち上がりますがこのままでは音を出すこともネットにつなぐこともできません。
マザーボードやグラフィックボードなどのドライバ(Windowsにパーツを認識させるためのソフト)をインストールする必要があります。パーツに付属しているドライバCDを使ってドライバをインストールして下さい。
一通りインストールが終わったら、「マイコンピューター」を右クリックし、現れる項目の一番下の「プロパティ」をクリックして見て下さい。「システム」のウィンドの「ハードウェア」のタブをクリックし、「デバイスマネージャ」のボタンを押すとデバイスマネージャが開けます。その中に「?」マークのついた項目が無ければインストールは完了です。
もし,「?」があった場合はインストールのし忘れか、ドライバがうまくあたっていないかと思われます。
パーツメーカーのサイトから最新のドライバをダウンロードし、それをインストールしましょう。
9・ライセンス認証を行います。
Windowsのライセンス認証を手続きを行わないと30日でWindowsにログインできなくなります。
インターネットか電話でライセンスを取得する必要があります。
なお、パソコンのHDD,マザーボードなどの基幹パーツを交換するとライセンス認証を取り直す必要がある場合もあります。
これでインストール作業は終了です。いや、こうしてみると結構つもる話になりますね。